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漢字が読めないと、歌えない。ふりがなを自動でふる無料ツール「ルビメーカー」を作った

文章を貼り付けるだけで、漢字にふりがな(ルビ)を自動でふる無料ツールを作りました。きっかけは、子どもの一言です。

子どもが、好きな曲の歌詞を見ながら歌おうとして、途中で止まりました。

「この漢字、なんてよむの?」

言われてみれば、そうなんですよね。大人は歌詞を当たり前に読んでいるけれど、子どもにとって歌詞カードは漢字だらけです。読めない漢字が1つあるだけで、歌はそこで止まる。歌いたい気持ちはあるのに、漢字が先に立ちはだかる。

印刷して、手でルビをふっていた

最初は、歌詞を印刷して、読めなさそうな漢字の上に手でふりがなを書いていました。1曲ぶんやると、けっこうな量になります。どの漢字が読めて、どの漢字が読めないか。考えながら書くので、思ったより時間もかかる。

そして何より、「すぐやってあげられない」のがつらかった。子どもが「これ歌いたい」と持ってきた瞬間が、一番熱があるときです。「あとでね」と言って翌日に渡しても、もう別の曲に興味が移っていたりする。この時間差が、地味にこたえました。

貼り付けるだけで、AIがふりがなを自動でふるようにした

この内職をなくしたくて、ツールを作りました。名前は「ルビメーカー」。文章を貼り付けるだけで、AIが漢字にふりがな(ルビ)を自動でふります。

作るときに決めていたのは、親を経由しなくても使えることでした。私がルビをふってあげる仕組みのままだと、結局「あとでね」が発生します。そうではなくて、子どもが読みたくなったその瞬間に、自分で貼って、自分でふりがなをつけられる。ツールの目的は代筆ではなく、この時間差をなくすことでした。

ちなみにこのツール自体も、コードが書けない私がAIと対話しながら作ったものです。手でルビをふっていた父親が、AIと組んでルビふりを自動化する。少し前なら考えられなかった流れだと思います。

使い方は、貼って、選んで、コピーするだけ

使い方は3ステップです。ふりがなをつけたい文章を貼り付けて、範囲を選んで、コピーする。これだけです。

範囲は「すべての漢字」と「むずかしい漢字だけ」から選べます。低学年ならすべての漢字に、高学年ならむずかしい漢字だけに。ふりがなが多すぎると、かえって読みにくくなるんですよね。コピーはHTMLのルビタグ形式と「漢字(かんじ)」形式の2つから選べるので、Webページにも紙のプリントにも貼り付けられます。

歌詞カードや本など、手元に紙しかないときは、写真を撮って画像から読み込めます。登録は不要で、無料です。

正直に言うと、完璧ではありません

QAが本業なので、自分の作ったツールほど疑って見てしまいます。正直に言うと、AIのふりがなは完璧ではありません。漢字の読みは文脈で変わるので、たまに違う読みをふることがあります。子どもが使うものだからこそ、最初のうちは大人がさっと目を通してもらえると安心です。

それと、これは作ってから気付いたことですが、印刷してあげても、まったく見ないこともあります。あんなに歌いたがっていたのに、渡したころには興味が別のところに移っている。でも、そのとき子どもはアプリのほうを触っていました。読まれなかったプリントは無駄だったけれど、「読みたくなったら自分でやれる道具がある」ことは無駄にならない。そう思うことにしています。

自分のことを自分でできるのは、いいものだ

作ってみて一番の発見は、ツールの性能ではなく、子どもの表情でした。やってもらうより、自分でやれるほうが、うれしそうなんです。考えてみれば大人も同じで、人に頼んで待つより、自分の手でその場で片付くほうが気持ちいい。

おうちに「この漢字、なんてよむの?」と聞いてくる人がいたら、歌詞でもプリントでも、一度貼ってみてください。ルビをふる内職から、引退できます。

登録不要・無料。文章を貼り付けるだけで、ふりがなをふれます。

ルビメーカーを使ってみる

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